2011.9.13 PRISM+Chel Watanabe

"PRISM【Palace in the sky】発売記念Live"＠新橋ZZ
ゲスト渡部チェル(key)

[PRISM] 和田アキラ(G)、木村万作 (Ds)、岡田治郎(B)
渡部チェル（ｋｅｙ）
2011年　9月13日（火）新橋ZZ

今年はいろんなことがあって調子が狂っちゃってますが、震災後の3月末に発売になったPRISMの新作、"Palace in the sky"、急逝した同志のSHIMOさんに捧げたと言われる曲が収録され、おなじく急逝した大家、深町純さんの生前のプレイが聴かれる深町さんの作品、 Sad Momentを急遽追加収録した、非常にメモリアルな作品となりました。
4月にはShibuya-AXでレコ発ライヴがあり、私も参加したのですが、諸般の事情でレポートは自粛しました。
その後、バンド側にもいろいろ事情があったのか、連続した大がかりなレコ発ツアーにはならず、割と単発的なツアーを地道に続けている感じで、約半年経過した今月13日、新橋にあるZZ（あのダディ竹千代さんのお店）でレコ発のライヴが行われた。

しかし、今のPRISMの聴くには小さめのハコは良いです。とにかく今回改めて痛感しましたが、今の彼らの演奏の繊細さはできれば至近距離ですべてを感じたいと思うくらい、すごいレベルなので、広いところで遠いところから、ちょっと鈍感な場合もあるPAシステムを通して、大きなボリューム（容積）の空気を経由してきた音で聴いたり、見たりするのは、すこぶるもったいないと思うんです。

演奏後、お店の前で一息ついていた和田さんにそういうことを言ってみましたが、やはり和田さんも同じ意見で、大きな会場は好きじゃないようでした。AXXの時も、和田さんはギターの音作りの問題が最後まで解決せず、気持ちもそれに引きずられてしまっていたようでした。

使用楽器は和田さんはメインの10号機と11号機、それにアンプの上（？）に寝そべっていたもう一本（笑）
ジロさんはいつもの赤（フレッテド）とナチュラル（フレットレス）、チェルさんは例の赤いシンセ（といえばわかりますね）２台とシルバーのローランド１台。床にはコントロール（モニター？）用のiPadが一台。万作さんは・・・・・、どらむ・・・・（おいおい）

さて、それではメンバー登場して定位置へ。

われわれはかぶりつきなので、真っ正面に万作さん、右手に和田さん、左手奥にジロさん、左手にチェルさんという位置関係。ステージの高さがほとんどフロアレベルと同じなので、万作さんを含め、みなさんの演奏が同じ高さから見えるというのが良いな。（見上げるように見ると、見えないものがたくさんある）

ジロさん：赤、和田さん：マーブルの１０号機。やはりレコ発だと、ライヴのオープニングもこれが来るよね。アルバムのオープニングを飾るこの曲です。

1. Time Warp
shibuya-AXでもやっぱりこの曲がオープニングに来ましたね。
タイトなリズム、わかりやすいギターメロ、全体を支配するカラダがノリやすいテンポ。
浮遊感漂うサビの部分に異彩を放つジロさんのさりげないテクニカルなプレイ。（３フィンガーと思ってたら４フィンガーだった。親指でルート、人差し指で５度、中指薬指で連続してオクターブ上の音を弾いているように見えました。ちょっと５度の音は定かではないですが。（CDでは5度の音はきこえない））。
そのウラでビシッと決まるスネアとギターのカッティング。

マイミクの某女流ベーシストさんじゃなくても小躍りしたくなる曲ですね。

和田さんの本日の音色、まあまあうまくまとまっていると思うんですが、小屋のサイズのせいでしょうか、ロングサスティーンはいつもほどは伸びない感じでした。

それにしても、ジロさんのスラップ、でビシッと締まったいい演奏であります。
小屋のサイズというか、ドラムと客席の距離が短いのを考慮しているのかも知れませんが、客席の視線の高さとの位置関係のせいもあるのか、今日は万作さんの右手の動きの繊細さにのっけから驚愕させられっぱなしでした。

MCなしでつづいて演奏。ジロさん、ナチュラルのフレットレスに持ち替え。
わかりやすい４の倍数のリズムのオープニングと打って変わって、こちらは５／８拍子から始まりますね。
２．Magic Words
慣れないと５拍子にやっと慣れてきたと思ったらBメロで６／８になり、さらにロック調のバリバリ弾き倒しギターソロは４の倍数かと思うとやっぱり６／８のままだったりと、もうリズムに翻弄されっぱなしになるので要注意の曲です。

つづいてはジロさんナチュラルのフレットレスのまま、和田さんはダークブラウンの11号機に持ち替え。このギターを使うということは、FER．サステナーを使う可能性大ですね。まあサステナーを使わないことも少なくないと思いますが・・・。「湖と空」？　あ、違いました。
ベースのソロプレイから始まるこの曲。
３．One s
う～ん、１１号機、この曲でしたか。この曲くらいのサスティーンだったら10号機でも十分に出せそうですが、ハコのせいか、今日のセッティングはサスティーンが短めなので、それに備えて１１号機にしたのかな？聞いてみないとわかりませんが・・・・。
しかし今日のジロさん、なんだかすごくキモチ良さそうで、陶酔して弾いているような場面が何度も見られました。和田さん、万作さんはわりといつもとおんなじ感じ。それにしてもスケールがでっかくて良いですねえこの曲。スタジオ盤には入っていなかったチェルさんのピアノプレイが加わっていました。ジロさんがところどころに隠し味で加えるハーモニクスがまたカッコ良くてね・・・。
私はロックギターの真髄の一つはガーンと歪ませた音でのバラードプレイだと日頃から思っているのですが、和田さんのそれはもう文句の付けようのない上質なロックバラードギター。クィーンとチョーキングでのばした音の最後をゾクゾクっとするようなため息もののビブラートで表現していたり、繊細なアーミングで導入部の音程をコントロールしていたりと、本当に他のファンの皆さん同様、集中して一つの音も聴き逃すまいという姿勢で聴いていたくなります。

ここでようやく万作さんのMCが入りました。

ん？　1曲めがテンポ９０、2曲めが１００で、３曲めは治郎ちゃんから始まるからお任せだって(^^ゞ

今日のPRISMは良い感じですねえ。4人揃っての演奏はちょっと間が開いていたと思うんですが、そんなことも感じさせない感じです。前日に和田さんからいただいたメールにも、「調子はまあまあかな」とありましたから、まあ不安要素というほどのモノはないんでしょう。

さて、MCにつづいて次の曲へ。ジロさん、赤のフレッテド、和田さんは10号機に持ち替え。
今回のアルバムとツアーのサポートとして大活躍の渡部（わたなべ）チェルさんのナンバーで、
4. Eleven
今度は７／８拍子かな？　ベースのメロディから始まり、それにピアノが加わっていく。ちょっぴりPRISMの過去のナンバーに似た雰囲気を持ちつつ、その先のコード進行が不思議な、というか、エグイ進行なんで、この曲、独特の雰囲気を醸し出しています。

最初っからPRISMの曲だよ、と言われても何の不思議もない曲ですね。若い頃からPRISMにあこがれてコピーしていたチェルさんにしてみると、その人たちと一緒に自分の作った曲を演奏するなんて、もうこの上ない幸せなんじゃないでしょうか？　夢は叶うと・・・・。

それにしてもチェルさんとPRISM、すごくいい関係ですね。ファンの方はもう十二分にご存じだから飛ばして下さって結構ですが、チェルさんは PRISMの曲、特に古いのには精通されていて、ほとんどが頭のデータベースに入っているので、譜面なしでいきなり演奏できてしまうというすごさ。あの正確無比なジロさんですら、「私が譜面見なきゃ弾けない曲もチェルくんは譜面なしで弾いちゃいますから」というくらい。

つづいては万作さんの作曲で、
5. Tomorrow (Everything Has Got To Get Better)
これまたスケールのでっかいギター＆ベースのイントロですね。これのギターなんてロングサスティーン、微妙なアーミング、繊細なチョーキング＆ビブラートの合わせ技で成り立ってますから、そのへんの人が弾いたら、音数が少なくてシンプルなフレーズなだけに、ぜんぜん聴けたものじゃないでしょう。
雄大なイントロに続く早歩きで町中を通り過ぎるようなパッセージにはチェルさんのエレピがぴったりマッチ。
そしてふたたびスケールがぐーんと大きくなり、町中を通り抜けたら広大な山並みが開けていたかのようですね。まずジロさんのベースのメロディがそのパートを構築。ん？　メロディと一緒にきこえる低音はシンセか、もしくはベースのオーバーダブかと思っていたら、ジロさん、しっかり低音弦と高音弦を駆使して両方弾いてた(^｡^)　クラシックギターみたいですなぁ、ホント。
で、その上にガーンとまたアキラさんの歪ませたソロが来ると、さらにスケール感が倍増。これぞ、いまのPRISMの醍醐味の一つですね。タマランです。

さて、さっきMCで1部6曲、2部たくさん、と万作さんが言っていたので、つぎが1部最後の曲。ぐぐっと時代がさかのぼって・・・・・
6. Wind
この曲の印象的な部分の一つであるイントロのアルペジオでは和田さんのクリーントーンの美しさが満喫できますが、この日はちょっと音の粒立ちを抑えて浮遊感を強調したような感じ。霞のように流れていく感じがしました。いつもながらに繰り返すアルペジオにのってドラム、ベース、そして今回はキーボードが少しずつ高揚感を高めていき主旋律に導いていく課程がゾクゾクとします。そんな流れの中で自由自在に飛び回る和田さんのフレーズがスバラシイ。
同様に、ギターにつづいてどんどん高揚していく万作さんのドラムソロも鳥肌モンでそこからギターソロに合流する辺りがもう、何も言うことありません。
と、そこからさらにすっと静まりかえり、キーボードの一人舞台が始まり、フレーズの高まりにつれてバックも高揚していくさまがこれぞバンドの醍醐味とでも言いましょうか・・・打ち込みでこんなん作れるモンなら作ってみんしゃい(^^ゞ
というところで、１部ですでにかなり満足状態になりつつあるヤマケンでした。

さて、休憩も終わって第2部はじまりはじまり～～～。
ん？　和田さんは11号機、ジロさんは赤フレッテド。曲はベースのリズムパターンから始まった。ん？　なんだこれ？　他のパートが加わってくるとようやく曲名がわかった。
７．Sundog　
へえ、この曲のベースのリズムパターンってこうだったんだ、と初めて認識する。ベースから始めてくれると、その辺がよくわかる。これはスタジオ盤では３人の演奏かな？今日のステージではチェルさんフル出場ですから何で参加するかがお楽しみですが、ピアノの音主体で参戦したようでした。
チェルさんはキーボードレスの曲にもごくごく自然に寄り添ってしまうのが上手だな。
（ストマンでのセッションで見せた驚異のギタートリオインスト曲、”Ideogram"への参戦はホントにびっくりしました。まさかあの曲をキーボード入りで聴く機会があるとは思いませんでした。

ん？　和田さんは11号機、ジロさんは赤フレッテド。曲はベースのリズムパターンから始まった。ん？　なんだこれ？　他のパートが加わってくるとようやく曲名がわかった。

ちなみに・・・・ファンの方はすでに耳たこですが、このタイトルのSundog、ん？何？太陽犬？　どうしてそういう名前なのかは知りませんが、太陽の周りに見える環の部分のことをいうそうです。この最新アルバム、Palace in the Sky のジャケ写にも使われているのでご覧になると良いかと。

つづけては・・・・・PRISMにはちょっと珍しい、重く粘った雰囲気の曲調はこの曲ですね
8. Palace in the Sky
タイトル曲です。これはブルーズロック調な感じもする演奏の雰囲気ですが、意外にも治郎さんの曲。急逝した仲間のSHIMOさん（まだmixiアカウント、残ってます）に捧げた曲と言われていて、SHIMOさんがジャズやフュージョンよりもロック志向であったことから、こういう曲を書いたのではないでしょうか？
ソロはG～B～Key（オルガン）の順なんですが、ギターもベースもライトハンドをかましてました。ギターはワウワウを、ベースは途中からオートワウをカマして双方でワウワウやってました。

さて、続いてはチェルさんの赤いnordから深町さんチックなきらびやかな高音とアタッキーな低音のCP（ヤマハ・エレクトリック・グランドピアノCP-70/80のこと）サウンドのピアノソロが流れ始める。と、なれば演奏する曲はこれしかありませんね。
9. Sad Moment
この曲はずっと深町－和田Duoで演奏されてきた曲で、まだ録音されたことのない曲でした。アルバムの録音が終わって、レコード会社に曲名を登録した時点でもまだPRISMの曲としては姿も形もなく、昨年末の関内ストーミーマンデーでのPRISM深町追悼ライヴで演奏したとき、その直前の食事中にレコーディングしないか、という話になったそうです。CDに入っている深町さんのCPの音は、深町さんが和田さんに音資料としてメールに添付したMP3 ファイルから起こされたもの。CDでは美しい音に仕上がっているが、最初の音はちょっと違っていたようだ。その辺の顛末はまたあとで。
チェルさんのソロピアノから導入されて美しいテーマ部分へ。CPとクリーントーンのギターのユニゾンだが、それだけでもきらびやかで美しいと思います。　ギターに続くベースソロは哀愁たっぷり。なんでこんなにベースで哀愁を感じさせられるんでしょう、このお方。それでいて、弾いているフレーズはゲキ難しかったりするんですよ、まったく・・・。このテーマ部分とベースソロは文字通り、Sad Momentだなあ、と思うんですが、そのあと、ドラムのフィルインに続くアップテンポのパートに導かれる激しいギターソロは何を表しているのだろう。他の部分が寂しかったり、哀愁を感じさせたりするものだから、なおいっそう、ここのギターソロの激しさが強調されますね。
ところでエンディングのふわ～んと広がるあのコードは何を表現しようとしているのかな？

Sad Moment、美しく哀愁を感じさせながら、内に秘めた激しさも感じさせるという素晴らしい演奏になりました。

ここでMCのコーナー。万作さんから今演奏した曲、"Sad Moment"についてアキラさんにコメントが求められる。
アキラさん、「なんだかここで振られそうな気がしたから声をかけられないようにしてたんだけど（笑）」といいつつも、いつものようにマイクを手にすると饒舌です。(^^ゞ

先ほどご披露させてもらったMP3音源から起こした話
も出ましたが、最初の音はちょっと違うものだったのが、このアルバムのエンジニアを務めた行方洋一氏という日本のレコーディングエンジニアの重鎮の手にかかってだいぶ違う、CPらしい美しい音になったそうです。
このコーナーで4人がそれぞれなんとなく話をしたわけですが、チェルさんは1部ラストで演奏された"Wind"の思い出を語ってくれました。

チェルさんはアマチュア時代からプリズムの曲を演奏していて、これもその中の一曲だそうですが、周りの評判がよく、別のバンドに移っても「あの曲、やろうよ！」となるそうです。で、なんとそれが4回もバンドを移るたびに繰り返されたそうです。しかも、この日は客席に2つめのバンドメンバーだった先輩が来ていたという偶然(^^ゞ。

このお話しは今日が初出だったみたいですね。万作さん、「いい話を聞かせてもらいました」と言ってました。

で、その"Wind"、そんな曲ですから、チェルさん、もう十分に弾き慣れていて演奏するのにはなんの問題もないんで、この日のリハも何気なく臨んだのですが、チェルさんも他の３人も、リハで演奏し終わってから、「あれ、この曲一緒にやるの、もしかして今日が初めて？」「ああ、そうだったかも？」という、信じられないようなハナシでした。ちゃんと合わせられちゃってから、ああ、今日が初めてでした、なんてねえ。

はい、スバラシイ演奏が続いたライヴもいよいよ終盤となりました。

万作さんのMC：
新作を持ってない人も多いみたいだし、きっと退屈な想いをされている人も多いと思うので、今日はそんな皆さんのためにファーストアルバムの全曲をコンパクトに20分にまとめてまいりました。（おお～）

というわけで2部ラストには大作を持ってきました。
PRISM ファーストアルバム全曲メドレー（パチパチパチ）
これはshibuya-AXでのレコ発ライヴでもやったんですけど、あの日は全般的にノリが悪く、聴いていてもかなりつらかった。和田さんにメールで調子良くなかったんですか？と聞いたら、「申し訳ない！」というなんとも正直なお返事が返ってきました。和田さんのギターの音作りはかなりデリケートなので、せっかくアンプから出る音をきっちり作っても、それがPAを通して拡声されるとそこでまた調整が必要になってしまう。あの日はそれがうまくいかずに、結局和田さんはフラストレーションをためた状態で演奏せざるを得なかった。
プロなんだから、それでもなんとかせい、というご意見もあるでしょうが、それくらいデリケートな感性によって作られている音楽なのだという風にワタシは理解しています。

で、この日のZZ。この日は全体に素晴らしかったなあ。もちろんこのメドレーも。
この当時のPRISMを愛し、理解するキーボードプレイヤーがいて、個性豊かな楽曲群を自然にメドレーにしてしまえるアレンジ能力があって、しかも難度の高い演奏をさらりとこなしてしまう技術と感性をメンバー全員が備えていて・・・・これらすべてが揃わないと、今回のメドレーは実現しませんでしたね。
以前、まだカシオペアをよく聴きに行っていた頃、あちらでは鯉の滝登りメドレーとか言って、過去の楽曲をアルバムから一曲ずつピックアップしてメドレーにしていましたが（20曲くらいだったか？）PRISMでもこういうメドレーが実現する日が来るとは夢にも思いませんでした。カシオペアもそういうファンサービスまではよかったんだけどなあ。
PRISMファーストアルバムメドレー、レコードでいうソフトサイドは高いテクニックに支えられながらもライトにムーディーに、そして後半、ハードサイドに移ると、ご存じテクニカル面が全開となって、他の追従をまったく許さない状態となりますね。でもそれでいてポップな部分が残っているっていうのはどういうことなんでしょう？曲がよくあるテクニカルフュージョンよりも覚えやすいし、耳に残る。だからこそ長く聴き継がれるのでしょうね。
最後は圧倒的な高速ユニゾン弾き倒しの、その名もPRISMで幕を引きました。いやいやスバラシイ演奏でしたね。体力も使い果たしているでしょうから、お疲れさん！でお休みにさせてあげたいところですが、ファンというのは勝手なもので、アンコールにもう一曲、ついつ聴きたくなってしまう(^^ゞ

・・・で、拍手拍手・・・・
ん？それまでアンプの上に寝っ転がっていた赤茶っぽい色のギターを手にする。SAW-8（通称8号機）だ。久しぶりだなあ。自分の持っているPAW-7（7号機）に比較的近い外観なんで、とても親近感があるんです。これを出してきたということは少し古い曲？
で、演奏開始・・・あ、なるほど
Spanish Soul
セカンドアルバムに収録された森園さんとのツインギターを生かした曲で、当時影響を受けていたアル・ディ・メオラ的な雰囲気のある曲でした。（ワタシの好きな曲の一つで、下北沢windでのギタークリニックではちょっぴり一緒に演奏してもらったこともありました）
これが治郎さん参加以降に発表したセルフリメイクアルバム、Present-Ⅰ、Ⅱで再演され、それまでのスパニッシュ的な雰囲気からややキューバンな雰囲気に様変わりしましたが、最近はまたスパニッシュに戻りつつあるような気がします。

ということで、最初から最後までテンションを保ったままのスバラシイライヴでした。

演奏後、店の前でくつろいでいた和田さんに声をかけさせてもらって、8号機登場の背景を聞いてみましたが、ホントに弾き始めたのは最近で、これもいいな、と思い始めたからだそうです。和田さん、時々そういうのがありますよね。

それではまた次の機会に。

最後までお付き合い下さった皆さん、お疲れ様でした。